2025年10月1日、当院のクリックスタッフを対象に、
「窒息を防ぐための食支援」クリニック版セミナー を実施しました。
この研修は、9月17日に地域医療機能推進学会(JCHO)で行った介護セミナーの内容を、
クリニックスタッフ向けにアレンジしました。
歯科衛生士のYと院長の角田愛美が主となって行っている社内向けの研修です、「教えてやまちゃん」という親しみやすい名前の恒例のセミナーとしてスタッフにも毎回好評です。
◆ セミナー内容(概要)
今回は、「自分の身体で体験して理解する」 ことを大事にした実習形式で行いました。
講義では、お茶とお菓子(ハッピーターン)を使いながら、
- 水分を一気に飲み込む「命令嚥下」と
かんで飲み込む「咀嚼嚥下」の違い - どれくらいかむと「飲み込める状態」になるのか
- 前歯だけでかんだときと、奥歯を使ったときの違い
- 顎を上げた姿勢で食べることが、どれほど窒息リスクになるか
などを、スタッフ自身に体験してもらいました。
また、嚥下ピラミッドや食形態の考え方にも触れながら、
- 食塊形成(かんで、唾液と混ぜて、飲み込めるかたまりにすること)の大切さ
- 奥歯や義歯の有無、姿勢、認知機能などが、窒息リスクにどう関わるか
を具体的な症例とあわせて解説しました。
◆ スタッフの気づき
実際に「上を向いて食べる」「前歯だけでかむ」などを体験することで、
- 「いつもの患者さんの姿勢がどれだけ危なかったか分かった」
- 「義歯や奥歯の有無をもっと意識して見ようと思った」
- 「食事介助の声かけや一口量の調整が重要だと実感した」
といった声があがりました。
◆ おわりに
今後も当院では、
“食べることを支える歯科” として、
スタッフ全員で窒息予防・嚥下支援のスキル向上に取り組んでまいります。



